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2026.10.16

  • 社内カルチャー・制度

自由なスタートアップだからこそ、当たり前を徹底する。私たちが行動規範の一丁目一番地に「規律」を置く理由。

こんにちは、AGE technologies の塩原です。

弊社では、評価項目、行動規範、スローガンなど、全社に向けて発信している「大事にしている価値観」や「特に意識してほしいこと」がいくつか存在します。

月に1回の全社定例で共有したり、毎日の朝会でも折に触れて口頭で伝えたりしていますが、どれも弊社で働くうえでの土台となる重要な価値観です。

今回は、これらを設計した私自身から、その背景や意図について数回に分けて詳しくお話ししていこうと思います。

3つの軸で整理している、弊社のカルチャー体系

まず全体像からお話しします。

最初にできたのは、行動規範である「AGE Style」でした。2022年あたりに初版が完成し、事業や組織の変遷に合わせて何度か改訂(追加・修正)を重ね、2024年頃から現在の形に定着しています。

  • 規律を守る

  • お客様視点

  • 当事者意識

オフィス内に額装の上、掲示。

元々は、このAGE Style自体を「評価に直結するもの」として運用していました。

しかし、組織が成熟するにつれてメンバー全員がこれらを当たり前に体現できるようになってきたこと、また「根底のスタンス過ぎて、半期ごとの行動評価としてグラデーションをつけるのが難しい」という課題も見えてきました。

そこで、人事評価における定性面の評価は、より成長やスキルアップに直結する項目でジャッジする形へとアップデートしました。それが「AGE Pentagon」です。

  • 主体性

  • コミット力

  • 推進力

  • マルチタスク対応力

  • 自己認識力

全体の50%を占める定性評価は、上記に基づいて決まる。

さらに、これら規範や評価制度とは別に、チームの日々のモメンタム(熱量や推進力)を保つため、四半期ごとに意識すべきテーマとして「AGE Slogan」を設定しています。

2026年、3Qスローガンは「超えたか?」に決定。
社内の至る所に貼られている「超えたかステッカー」。

現在、社内では以下のように役割を明確に分けて運用しています。

  • AGE Style(行動規範):全員が守るべき「当たり前の基準」

  • AGE Pentagon(評価基準):半期ごとに「さらなるレベルアップを目指す基準」

  • AGE Slogan(スローガン):四半期ごとに「日々、共通して意識するテーマ」


本シリーズでは、上記について1つずつ解説していきます。

第1回となる本日は、1つ目のAGE Styleである「規律を守る」について話します。

「規律を守る」創業当初から最も大事にしている価値観

「規律を守る」は、創業当初から代表である私が最も大事にしている価値観です。

「挨拶?」「遅刻しない?」 正直、レベルの低い話だなと思われた方が多いかもしれません。

実際、内容としては至極当たり前の、ある意味ではレベルの低い話だと思います。ですが、新卒で上場企業へ入社し、その後、長年スタートアップやベンチャー企業での経験を経て、「急成長を目指す異常な(普通ではない)環境だからこそ、当たり前のことをきっちりやるべきだ」と痛感するようになりました。

実は、創業間もないシード期のスタートアップや、社員数名〜数十名規模の会社で、挨拶・返事・勤怠をここまで厳しく求めている会社は、世の中的にも意外と少ないのではないかと思っています。

前々職のスタートアップで感じた「違和感」

私は前々職で、社員数名の初期スタートアップで働いていました(VCから資金調達を行い、急成長を目指す環境です)。その会社での経験は、事業づくりのリアルや推進力など、今の私の血肉となっており、感謝しかありません。

ただ一方で、社員数名の環境において「カオスな状態そのものは刺激的で楽しいが、秩序が守られていない」という点に、個人的に強い違和感を抱いた時期がありました。

マンションの一室で、時間を気にせず深夜まで働く。それ自体はいわゆるスタートアップの醍醐味や熱狂と言えるのかもしれません。

しかし、最低限のルールや規律を守らない組織は、徐々に緩み、いずれ内側から腐っていきます(もちろん、最初からプロダクトが爆発的に成長していれば、多少の緩みやカオスは勢いで吹き飛ぶかもしれません。ですが、そんな爆発的な急成長なんてそう滅多に起こりません)。

だからこそ、当時は明確に言語化こそしていませんでしたが、「自分がいつか会社を起こすなら、この当たり前の規律だけは最初から絶対に妥協せず言おう」と決め、創業初期のメンバーにも口うるさく伝えていました。

弊社も最近でこそ平均年齢が30歳を超えましたが、創業当時は全員が20代でした。上司もいない環境で若手だけで自由に働いていると、意識しなければ自然と世の中の「普通」から乖離していってしまうのです。

2024年、フル出社への回帰とAGE Styleの刷新

弊社も2020年〜2023年頃にかけては、世の中の情勢を鑑みてリモートワークを導入していた時期がありました。

しかし、2024年に「強い組織カルチャーをゼロから作り直す」と腹を括ったタイミングで、リモートワークを廃止し、原則フル出社体制へと舵を切りました。

それと同時にAGE Styleも刷新し、その“一丁目一番地(最も重要な基本方針)”として改めて「規律を守る」を再定義したのです。

社員規模が数百名、数千名と拡大していけば、いつかAGE Styleの文言からは外す日が来るかもしれません。それでも、会社の根底にあるカルチャーとして、この先もずっと残し続けたい価値観です。

社内スライドで伝えている「規律を守る」のリアル

ここからは、実際に社内へ開示しているスライドの要点に触れながら、私たちが求めている基準をお伝えします。

―挨拶・返事

「当たり前にしてください。『できない』『しない』とか無いです」とスライドにもストレートに書いています。

「挨拶にスランプなし」という言葉を大事にしています。事業においては、時には波やスランプがあるかもしれません。ですが、挨拶や返事にスランプなんて存在しない、特別な才能も、10年の経験も、高度な技術もいらない。誰でも、いつでも100点満点が出せる行動だということを、重要視しています。

―勤怠・自己管理

「休むなら休む」「働くなら働く」のメリハリを徹底してほしいと伝えています。

その上で、以下のような姿勢は明確にNGとしています。

尚、関西では「行けたら行く」は、基本的に「ほぼ行かない(行けない)」という意味で使われます。私はこの言葉が嫌いです。

―規律を守るということ(自由と責任)

私は本来、社内の細かいルールなんて極力増やしたくありません。 ですが、「自由と責任は常にセット」です。

会社である以上、1人が身勝手な甘えで規律を破ると、その穴を埋めるために組織全体へ新たなルールや制約が追加されてしまいます。

ルールでがんじがらめの窮屈な組織にしないためにも、一人ひとりが自律して規律を守る必要があると伝えています。

以上が、AGE Styleの1つ目である「規律を守る」についての説明です。

繰り返しになりますが、「今さらこのレベルのことを……」と思われるかもしれません。ですが、現状ここに本気で拘り、カルチャーを徹底して以降、事業が急成長を続けているという事実があります。

その意味でも、今のところこの方針は正しい(少なくとも弊社には合っている)と考えており、組織に濃く反映し続けています。

弊社の選考をご検討いただく際、社風やスタンスを理解する上での一助になれば幸いです。


AGE Styleの残り2つ(「お客様視点」「当事者意識」)や、その他の価値観・カルチャーについても、今後の記事で順次お伝えしていく予定です。

他にも弊社には様々な社内イベントや行事などがありますので、少しでも中の雰囲気が伝わるような発信を続けていきます。

最後までご一読いただき、ありがとうございました!

  • プロフィール

    代表取締役社長

    塩原 優太

    新卒でIT広告代理店に入社し、Web広告の運用実務を経験。その後、アプリ開発スタートアップを経て、中小企業の相続・事業承継に特化したコンサルティング企業に参画。超高齢社会が抱える課題の深刻さと事業機会の大きさを実感し、2018年に当社を創業。

    ▶︎大阪市出身。サッカー経験者でポジションはセンターバック。尊敬する起業家は孫正義、藤田晋。ダウンタウン愛が強い関西人。

株式会社AGE technologies

2018年創業。「そうぞくドットコム」の開発・運営を軸に、不動産売買や生命保険活用など幅広いコンサルティングを展開。相続や終活にとどまらず、生前準備からその先まで、シニアや家族のライフイベントに寄り添う多様なサービスを提供。

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